逆流性食道炎は治療が難しい病気です。既に患っている人はもちろんですが、まだなっていない人も今の内に症状や改善方法を知っておきましょう。

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胃潰瘍の時はどんな食事を食べればいい?

病院で胃潰瘍と診断されても、胃からの出血が見られる場合などを除き、絶食の必要はありません。
病状が深刻な場合のみ一時的に絶食の措置が取られ、絶食中には病院で点滴を受けて栄養分を補給することになります。
胃潰瘍になったときに食事で気をつけたいのは、消化の良いメニューを中心とした食事を心がけること、そして必要な栄養分をバランスよくとることです。
軽度の胃潰瘍なら、食事療法だけで完治することもあるので侮れません。
食事療法と病院での治療を同時進行することにより、相乗効果も期待できます。

消化の良いメニューとは、食物繊維と脂肪分が少なく、柔らかい食材を使ったメニューのことをいいます。
主食となるメニューには、人体の活動に必要不可欠なエネルギー源となる糖質が多く含まれるメニューを選びましょう。
具体的には、柔らかめに炊いたご飯やお粥、うどんや食パンがこの条件を満たしています。

主菜には、筋肉や血液などを作るための原材料となるタンパク質がたっぷりと含まれていることが求められます。
胃潰瘍を早く治すには、胃の粘膜を補修するタンパク質の摂取は欠かすことができません。
タンパク質というと肉類をイメージかも知れませんが、脂肪分の少ない白身魚や鶏のささみ肉のほうが胃の負担が小さいので、胃潰瘍中の食事メニューとしては優れています。
具体例としては、白身魚のムニエルや煮魚、鶏ささみ肉のホイル焼きなどがあげられます。
また、肉類や魚介類からではなく、ヨーグルトやお豆腐などの乳製品や大豆製品からタンパク質を補給するのも良い考えです。
これらの食材は非常に柔らかいため、胃への負担を最小限に抑えることができます。

副菜にはビタミン類やミネラル類が豊富に含まれるメニューを選ぶと理想的です。
バナナやリンゴ、メロンなどのフルーツや野菜の煮物などが副菜として適しています。

食材は柔らかくて、細かくカットされていればいるほど、消化が良くなります。
そのため、同じ料理でも食材を小さくカットしたり、長時間煮込んで柔らかくするなどの工夫が必要です。

胃潰瘍の時に食べてはいけない食べ物は?

胃潰瘍になったときに避けたいのは、コーヒーなどのカフェインを大量に含む飲み物、ビールや日本酒などのアルコール類です。
カフェインは健康な状態であっても、過剰摂取すると吐き気や心拍数の増加、下痢などの副作用を引き起こします。
胃潰瘍療養中は、カフェインの含有量が少ない飲み物であっても避けたほうが賢明です。
どうしてもコーヒーが飲みたい場合は、ミルクを入れたり、いつもより薄めに淹れたりしましょう。
アルコールは胃酸の分泌を増進させるため、消化器官への負担が大きくなります。胃潰瘍が治るまで禁酒するのが理想的です。

カレーや韓国料理などの香辛料を大量に使った辛い料理も、胃には大きな負担となります。
唐辛子やコショウなどの香辛料は、食欲がないときには胃を刺激してくれるので、食欲増進が期待できます。
ところが、胃の粘膜が弱っているときにはあまりにも刺激が強すぎてしまい、胃へのダメージが深刻です。
どんなに辛いものが好きな人でも、胃潰瘍中はやめておいたほうがよいでしょう。

また、ステーキや焼肉などの肉料理も、胃には大敵です。
肉類には大量の脂肪分が含まれていて、消化するのがたいへんなのに加えて、肉類のタンパク質も消化するのに時間がかかるためです。
同様の理由で、とんかつや唐揚げなどの揚げ物も控えるようにしましょう。

胃潰瘍の治療や予防に役立つ食事は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病予防にも効果を発揮します。
したがって、胃潰瘍が治った後も、上記の食事療法を続けることにより生活習慣病に罹患するリスクが減少します。
胃潰瘍の療養中は、食事を含めいろいろと辛いことが多いですが、この経験を将来の生活習慣病予防に活かすことができるというポジティブな考えが大切です。